中京競馬場は芝コースとダートコースがありますが、ここでは芝コースについて説明します。芝コースは内回りと外回りがあり、内回りは1200mから2000m、外回りは1400mから2600mのレースが行われます。芝コースの特徴は以下の通りです。
- 芝コースは全体的に起伏に富んでおり、直線も長くないため、バランス感覚と持久力が必要です。
- 内回りは1コーナーまでの距離が短く、スタートダッシュが重要です。外回りは1コーナーまでの距離が長く、ペース配分が重要です。
- 最後の直線は高低差2.0mの急坂があり、坂を上ったラスト200m強はほぼ平坦となっています。坂を上る力とスピードが必要です。
- 馬場状態によっても傾向が変わります。良馬場では先行・差し馬が半々くらいですが、重馬場では差し・追い込み馬が有利になります。
中京競馬場の芝コースで好走する血統は距離によって異なりますが、一般的にはスタミナとバランス感覚を兼ね備えた血統が有利です。また、現役時代に中距離~長距離のGⅠを勝っているか、そのような馬を輩出している種牡馬や母父も好成績を残しています。以下は距離別に血統傾向を見てみましょう。
【中京芝1200m 傾向・血統】
この距離では、スピードとパワーを兼ね備えた血統が有利です。種牡馬では、ロードカナロアやダイワメジャーの産駒が勝利数で他を大きく引き離しています。特に2歳馬の成績が飛び抜けており、中京2歳Sでも活躍しています。近年はジョーカプチーノ産駒の成績も非常に良く、CBC賞でも好走しています。
母父では、サクラバクシンオーやクロフネ、キングヘイローやアドマイヤムーンなど現役時代にスプリントGⅠを勝っているか、スプリントGⅠ馬を輩出している馬を母父に持つ馬が比較的安定しています。母父系統ではグレイソヴリン系やダンジグ系 (米)、エンドスウィープ系などが連対率20%以上をキープしています。
枠順・馬番では、内外極端な枠は割引きで、真ん中の偶数馬番が成績・回収値ともに高めです。道悪時は奇数馬番の方が成績が良くなります。
【中京芝1400m 傾向・血統】
この距離では、スタミナと持久力が求められる血統が有利です。種牡馬では、ディープインパクトやオルフェーヴルの産駒が勝利数でトップです。特にディープインパクト産駒は中京記念でも3連覇を達成しています。他にはルーラーシップやハーツクライ、キズナなども安定しています。
母父では、サンデーサイレンスやサクラバクシンオー、クロフネなど現役時代に中距離GⅠを勝っているか、中距離GⅠ馬を輩出している馬を母父に持つ馬が安定しています。母父系統ではサドラーズウェルズ系やキングカメハメハ系、ダンジグ系 (欧)などが連対率20%以上をキープしています。
枠順・馬番では、内外どちらでも問題ありませんが、牡馬は3枠・4枠・7枠、牝馬は3枠・5~6枠の成績が良く、10番以降は回収値が低くなります。
【中京芝1600m 傾向・血統】
この距離では、スタミナとバランス感覚が求められる血統が有利です。種牡馬では、ディープインパクトやロードカナロアの産駒が勝利数でトップです。特にディープインパクト産駒は中京記念でも2勝を挙げています 。他にはエピファネイアやハーツクライ、モーリスなども成績が良く、キングカメハメハやルーラーシップなども回収値は高めです 。
母父では、サンデーサイレンスやサクラバクシンオー、キングヘイローやアドマイヤムーンなど現役時代に中距離GⅠを勝っているか、中距離GⅠ馬を輩出している馬を母父に持つ馬が安定しています。母父系統ではグレイソヴリン系やダンジグ系 (米)、エンドスウィープ系などが連対率20%以上をキープしています。
枠順・馬番では、内外どちらでも問題ありませんが、6番・8番と真ん中の偶数馬番の成績が良く、10番も回収値は単複共に100超えです。牡馬は4~10番の成績・回収値が高めです。
【中京芝2000m 傾向・血統】
この距離では、スタミナと粘り強さが求められる血統が有利です。種牡馬では、ディープインパクトやハーツクライの産駒が勝利数でトップです。特にディープインパクト産駒は中京記念でも2勝を挙げています 。他にはハービンジャーやエピファネイア、ジャスタウェイなども成績が良く、オルフェーヴルやキングカメハメハなども回収値は高めです 。
母父では、サンデーサイレンスやサクラバクシンオー、キングヘイローやアドマイヤムーンなど現役時代に中距離GⅠを勝っているか、中距離GⅠ馬を輩出している馬を母父に持つ馬が安定しています。母父系統ではグレイソヴリン系やダンジグ系 (米)、エンドスウィープ系などが連対率20%以上をキープしています。
枠順・馬番では、内外どちらでも問題ありませんが、1枠・8枠と内外極端な枠に入ると複勝率が20%を割っています。牡馬は2枠・4枠・7枠の成績が良く、牝馬は3枠・5~6枠が好調です。
【中京芝2600m 傾向・血統】
この距離では、スタミナと粘り強さが求められる血統が有利です。種牡馬では、ディープインパクトやハーツクライの産駒が勝利数でトップです。特にディープインパクト産駒は中京記念でも2勝を挙げています 。他にはハービンジャーやオルフェーヴル、キングカメハメハなども安定しています 。
母父では、サンデーサイレンスやサクラバクシンオー、クロフネなど現役時代に長距離GⅠを勝っているか、長距離GⅠ馬を輩出している馬を母父に持つ馬が安定しています。母父系統ではグレイソヴリン系やダンジグ系 (米)、エンドスウィープ系などが連対率20%以上をキープしています。
枠順・馬番では、内外どちらでも問題ありませんが、1枠・8枠と内外極端な枠は割引きで、真ん中の偶数馬番が成績・回収値ともに高めです。道悪時は奇数馬番の方が成績が良くなります。
以上のように中京競馬場で好走する血統はコースと距離によって異なりますが、一般的にはスタミナとバランス感覚を兼ね備えた血統が有利です。また、現役時代に中距離~長距離のGⅠを勝っているか、そのような馬を輩出している種牡馬や母父も好成績を残しています。枠順・馬番では、内外極端な枠は割引きで、真ん中の偶数馬番が成績・回収値ともに高めです。道悪時は奇数馬番の方が成績が良くなります。
先週の函館記念では記事通りハービンジャー産駒が好走したよ!以下も参考に(*´з`)
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