ドラマ「トリック / TRICK シーズン3」第9話のあらすじ・ネタバレ

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ドラマ「トリック / TRICK シーズン3」第9話のあらすじ・ネタバレの紹介です!

第9話「念で物を生み出す女」

【あらすじ】

何も無い空間から、霊験あらたかな水を取り出して病気を治すという霊能力者・長谷千賀子は、過去にその能力を否定されて御獅舞村(おしまいむら)から追い出された。

しかし、恨みを抱えた千賀子は何倍もの力を授かったと言って戻ってくる。再び追い出そうとした人々は行方不明になり、上田の元に相談に訪れた村人・北見は千賀子の念の力で生命の危機にさらされているという。

奈緒子を連れた上田は御獅舞村に向かい、千賀子の霊能力に怯える北見と一緒に過ごすが、千賀子の予告通りに謎の現象によって北見は絶命する。

千賀子に会いに行く上田と奈緒子は、その霊能力を暴こうとするが・・・。

【ネタバレ】

沖縄にはユタと呼ばれる女性たちがいる。自らの中に霊魂を憑依させ、彼らの言葉を伝える、いわゆるシャーマンである。シャーマンは、世界各地に存在する。

彼女たちが病気を治し、災いを防いだ事例は、いくつも報告されている。科学は、いまだそれを解明できていない。

120年に一度、島の東の海より神の遣わし物・シニカミは現れる。あるいは災いの始まり。死者が蘇ろうとしている。我々に裁きを下すために。あの女を呼び戻せ。島を捨てたあの女を……シャーマンはそう伝えた。

奈緒子はまたしても上田次郎(阿部寛)の下へ呼び出されていた。上田次郎の知り合いに文化人類学をフィールドワークしている者がいるそうだ。南の島を調べたとき、何人かの霊能力者に会ったという。

その男によると、霊能力者はみんなインチキで、おそらく植物から採取した薬物のようなものを使って、人々を惑わしているんだろうという話だ。その周囲の島には、いろいろと変わった植物が生えているらしい。

幻覚を見せる薬。時には、飲むと恋に落ちてしまう薬なんていうのもあるらしい。一種の媚薬のことである。奈緒子(仲間由紀恵)が出されたジュースを飲み干したときに、そのことを話す上田次郎だった。

そんなこんなで自宅へ帰る奈緒子。そんな彼女の下へ、一本の電話が入る。電話の相手は、懐かしい、だけどありえない人の声だった。翌朝、奈緒子の下へ一通の手紙が届いていた。差出人は「あなたの未来を知る者」

手紙は、予知能力を持つ者からだった。予言した内容をニュースで知ることになる奈緒子。手紙の内容はさらにつづく。奈緒子は今日、素敵な男性と出会うことになるらしい。彼はあなたにびっくりするような未来をもたらしてくれる、というのだ。

手紙に残された痕跡を辿りつつ、とある場所へ向かう奈緒子。そこで待ち構えていたのは謎の男二人組。彼らは奈緒子が来るのを待っていたという。ある部屋へ通される奈緒子。

彼らの名前は、黒津次男とその弟の三男。三男は自分たちのことを「予知能力ブラザーズ」と言った。手紙のトリックを暴いた奈緒子は、その仕組みを説明してきかせた。

奈緒子の語ったトリックをきいて、次男と三男は拍手をする。そうまでしないと、奈緒子がわざわざ来てくれないと思ったのだ。何かの勧誘だと思った奈緒子は、その場から立ち去ろうとする。

それを引き留める次男。そして「黒門島」について話し始めた。黒門島は南の方にある小さな島だそうだ。次男と三男はその島からやってきたらしい。奈緒子の母・里見は、黒門島の生まれだという。

里見は結婚してからずっと長野に住んでいる。奈緒子は黒門島の話を一度もきいたことがない。それに対して次男は、何故、母親が自分の生まれた島について娘に話さないことを、不審と思わないのかと尋ねる。

三男は、里見が黒門島で何をしたか知ってるか、ときいた。さらに奈緒子と里見に、それ相応の償いをしてもらう必要があるとつづける。

里見が島で何をしたのか、直接話をきいてこいとふたりは締めくくった。自分たちはいつでもここにいる。話はそれからだ、と。そして最後にこう言った。「君のお父さんを殺したのは誰か、知りたくはないか」

奈緒子は、昨夜の電話のいたずらも、次男たちがやったのかときくと、彼らは怯えた様子でこう言った「シニカミだ」と。

奈緒子は家に戻った後、母に電話をしてきいてみる。何かを隠している様子の里見。気持ちが高ぶってしまった奈緒子は、一方的に電話を切ってしまった。その後すぐ、上田次郎に連絡し、黒門島について調べてほしいと依頼する。

警察に向かった奈緒子。石原達也の協力で父の死についての情報を得ることができた。その夜、再びありえない相手からの電話を受ける奈緒子。自分を信じてくれないことを嘆く電話の主。

奈緒子の自宅を訪ねてきた上田次郎。黒門島のことを調べてきたという。フィールドワークしている友人によると、黒門島ではいま、おかしな現象が起こっているらしい。島が死にかけている、とのことだ。

つい最近、科学者たちが島の調査に入ったものの、理由はまったくわからなかった。島の人たちの話では、十何年か前にひとりの巫女が島から抜け出して、島の霊たちを怒らせたせいじゃないかという話だった。

奈緒子はここ最近あった不可思議な現象について、上田次郎に語って聞かせる。そしてその現場で、その現象について検証することになった。そこで不審な点に気がつく奈緒子。

再び次男と三男の下へ向かった奈緒子。そこで聞かされる里見の過去。その後、島の植物は枯れ、鳥や動物たちもいなくなった。岸壁は海に沈み始めたという。しかし問題はそんなことではない。もうすぐもっと恐ろしいことが起こると呟いた。

そして里見の代わりに、奈緒子へ島に戻るよう説得する次男と三男。奈緒子はそれを遮ってその場から立ち去ることにした。その後、実家に戻ることにした奈緒子は、母・里見と出会う。

奈緒子は胸の内を里見に話す。里見も、自分の過去のことを語り始める。そのとき、奈緒子は閃いた。父の死の真相を掴んだのだ。さらに証拠を求め、家の蔵を調べようとする。一度は里見に止められたものの、深夜遅くに蔵へ向かう。

そこで、父が作った奈緒子のための秘密の箱をみつける。箱の中身を見た奈緒子は、自らを深く傷つけることになる。傷心の彼女が向かった先は、上田次郎の研究所だった。

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